2019/04/22 08:44


皆さん「ユーチューバー」の存在はご存知でしょうか?愚門ですよね。
今や小学生のなりたい職業ランキング第3位に食い込むほど人気職業と確率されつつあるYouTuber。
もちろん賛否両論あり、親からすればなってほしくない職業第1位かもしれません(笑)
しかしながらこれは危機的状況であり、純粋無垢な子供たちには遊びながらお給料がもらえる。苦しみながら働いている自分の親よりもたくさん稼いでいる。そんな夢のような世界に映っているに違いありません。つまり我々大人が常識と信じ込み、積み上げてきた「当たり前」が全てひっくり返された世の中になりつつあります。一生懸命勉強すれば良い職業に就ける。良い大学に進学すれば将来は保証されている。そんな夢物語はこれからの子供たちには通用しないかもしれません。心にささらないのです。
かく言う私にも小学生になったばかりの息子がおり、例にももれず気が付いた時にはYouTubeを発見し、すでに虜になってしまっています。ではユーチューバーを目指したらみんな稼げるじゃん?と思うかもしれませんが、そう簡単な世界ではありません。すでに飽和状態な感もありますし、古参の方々がまだやってないネタ、世界観、キャラクター作り、ファン作りを毎日毎日考えてアップしていくのは並大抵な作業ではありません。そういった意味では子供たちの目に映る世界は蜃気楼かもしれません。

前置きが長くなりましたが、ユーチューバーの中でも私が唯一見ているジャンルがあります。それは「ファッションユーチューバー」というニッチなジャンル。勉強のために見始めてみたものの、今ではすっかり魅了されている一視聴者です。今や、服好きの素人に始まり、大手アパレル企業も次々参戦し、大きな成功を収めております。私のような地方のセレクトショップ店員が動画で商品紹介をし通販だけで一日で100万~300万売ったという実例もあります。(どこでも買える時代に同じものを買うならあなたから買いたいという心理)アパレル不況と呼ばれる昨今において、「ファッションユーチューバー」という存在は一筋の光であり、私も1~2年前から非常に興味を持っておりました。実は昨年の「服のレンタルおじさん」を始める以前に本気で参入しようかどうか考えた時期もありました。しかしながら、私は家族を持つ身であります。自分の身分を全世界に晒して活動する。子供に与える影響やプライバシーという観点から考えても断念せざるおえないと判断しました。そんな中ファッションユーチューバーにおいても最近、影の存在が顕著になってきました。ユーチューバーが避けて通れないものそれは「アンチ」という存在。いわば人気者になればなるほど芸能人と同じ括りでしょうから、ファン(光)がつけばアンチ(影)もつきます。度を越したストーキング行為、身の危険を感じるような暴力行為、住まいの特定、罵詈雑言をネットに晒される。それによって心が疲弊し、家族、会社に迷惑がかかり、ユーチューブを辞めざるおえない状況まで追い込まれている方が出てきてしまっています。

子供たちがキラキラした眼差しで見つめている未来の世界は果たして蜃気楼なのか・・・ それは誰にもわかりません。