2019/05/25 13:14


これは買えない者のヒガミではありませんのであしからず。
近頃のハイブランドを皆さんは拝見する機会はありますでしょうか?名立たるハイブランドの商品を通販で検索してみてください。
どこもかしこもロゴ。ロゴ。ロゴ。まるで中国や韓国のブートショップ(偽物販売店)を間違って閲覧した感覚に陥ります。

看板を背負ったような服の何がかっこいいのか。痛々しくないのか??本来のラグジュアリーブランドの歴史や品格はどこにいってしまったのでしょうか?

それは何故か?ストリートブームの圧巻か?
答えはSNSの発達によって「映える(ばえる)」から。元凶はこれ。

考えて見て下さい。ハイブランドで買った上質な無地の数十万のニットとファストファッションで買った数千円の無地のニット。インスタグラムに載せて全世界へ発信した時に受け取った側が画像を見ただけでその違いがわかるでしょうか?わからないですよね。いいね!がつかないのです。
世のSNS中毒のインフルエンサー(影響力のある発信者)らはこのいいね!稼ぎのためにインパクトのあるロゴものや派手な服を買い漁るので、ひどい人なんかはSNSに載せてすぐ転売するらしいのです。そして、苦境に立たされていたハイブランド側も考えます。これはビジネスチャンスだ!と。ブランド存続には彼らに媚びるしかないと。

その結果、「モード」は死にました。

業界で働いている知人と話したのですが、そう考えるとドメスティックブランド(主に国内で生産している日本のブランド)って逆にすごいよなって。まさしく当店で取り扱っているメンズブランドなどを指します。ロゴドンが牽引している昨今でも媚びることなくひたむきに無地で生地やシルエットに拘って真摯にモノづくりを作り続けている。それは日本人も忘れかけている「和」の心、姿勢そのものなのです。

「令和」。まさしくゼロからワの心を日本人も改めて見直さなければいけないという何らかのメッセージが込められているのかもしれません・・・

信じるか信じないかはあなた次第です!