2019/07/01 14:10
初めに言っときますが、こんな切り込んだブログ書くオーナーいませんからね!
皆さんからブログを楽しみにしているというお声もいただきますので毎度ネタを探しながら頑張っております(笑)
実名は避けますが、とあるショップが最近 実店舗を閉めました。
全く繋がりはありませんが、彼のお店とは同期であり、同じような系統や形態のお店であればどうしようとオープン当初に偵察しに行ったこともありました。特にライバル視していたということではありませんが、同じ服屋として常に意識はしておりました。
なぜお店を閉めなければならなかったのか?それは当事者でなければわかりません。経営をやった方でなければわからないことですが、単純に売り上げが立たなかったからという理由だけでお店は閉まりません。病気なのか、トラブルなのか、熱量なのか、はたまた別の夢ができたのか。
まぁ6年もやっていれば当然、自身も年はとりますし、世の中の状況や流行も変化します。感覚的な職業ゆえに、比例して価値観も変わってきますので、全てに敏感に反応し店も変化していかなければ生き残れない職業かなと思います。
そして長い事やっているとお客さんの状況も様変わりしてきます。進学、転居、転職、結婚、減給、解雇・・・ 去っていくお客様は数知れず。自分がこの店を支えますから!と劇団員のように熱く語っていたあのお客様もいつかは去っていくのです。
せっかく新しいお客様ができてもこのお客さんもいずれは・・・と考えてしまうのがお店をやっている者の正直な気持ちです。
ゆえに大切な存在だと思うんですけどね。ふつうに会社員していたら、毎日のように顔を合わせるあの人といずれは会えなくなる日が来るのかもしれない・・・なんて感じる人いますかね?ヤッターって思いませんか?って話なんです。自分らは幸せな職業なんだと思います。
「お客様に支えられて」ってテンプレ的な言葉があると思うのですが、我々のように一人で切り盛りしているような小売り店はまさにそれをダイレクトに感じながら日々商売しております。綺麗ごと抜きに。それが感じられなくなったら、必要とされなくなったら、もうお店はやっている意味がなくなります。ネットで全ての物が買えるこの時代において、あえてお店を構えている意味・・・常に考えさせられますね。明日は我が身です。
おそらく彼がこのブログは見ていることはないと思いますが、6年間お疲れ様でした。同期として秋田のファッションシーンを盛り上げてくれてありがとうございました!行動力のある方ですから、またリニューアルオープンや別のステージで活躍すること間違いなしでしょう。陰ながら応援しております。
ヨコテキテル