2019/11/30 14:15


昨日は小学校のPTAに参加してきました。
話題は今現在ニュースにもなっているSNSの危険性について。
インターネットが普及し、小学生でも一人一台携帯電話やゲームを持ち、簡単にオンラインで世界とつながれる時代。そんな夢のような世界。
いやいや、親の知らない所で知らない人とつながり、犯罪に巻き込まれる危険性をはらんでいる恐ろしい世界。に違いありません。
ではゲームもやらせないで携帯電話も持たせなければいいのではないのか。そんな単純な問題ではありません。みなさんも経験ありありでしょう。○○ちゃんたちもみんな持ってるから自分も欲しい!時代の流れというものは誰にも止められないのです。大人が付き合い方を教えていかなければならないのです。そうやって比べるお友達や地域のコミュニティが成立しているならまだ救いようがあります。少子化や核家族化、人間関係の希薄化によって同年代のお友達が近くに見つからない今の時代、簡単に一人の世界に入り込んでしまう環境下にあるのです。
現在の大阪の連れ去り事件を見て感じたのは、小学生はSNSでSOSを出していたのではないかということ。犯人が誘拐したのではなくて救ってあげたと話していた通り、思春期の悩みや学校の悩みを素直に打ち明けられる大人が彼女の周りにはいなく、SNS上で人とのつながりを求めてしまった結果なのではないか。だからと言って未成年を誘拐した犯人の行動は許されるべき行為ではありません。
今回の事件は彼女たちの心の隙や寂しさを感じ取ってあげられなかった大人の責任は非常に重いと思います。それは親だけに限らずです。
どんなに便利な社会になろうとも人の心は人にしか埋められないと思います。それは大人も一緒です。近くに話ができる場所、つながれる場所。オンラインではなく、オフラインで。そんな社会を残していく事が我々大人の使命ではないでしょうか。