2020/05/06 03:14


予想通りの展開。緊急事態宣言の5月31日までの延期が確定しました。
首相の会見後に腹をくくった経営者も多いのではないでしょうか。
特に飲食業や観光業の方々。心中お察しします。
春・GWと一番人の往来が激しい、約半年分の主な稼ぎを担う書き入れ時を襲った今回のコロナウイルス。
それに加えて多額の固定費と人件費が重くのしかかる業態です。自粛が長引けば長引くほど首が回らなくなります。
個人で2ヵ月も売り上げゼロベースで平気なところなんてそうそうないでしょうし、終息の気配すら見えないんですから。
これ以上キズが深くならないうちに…と考える経営者も少なくないと思います。国の補償に明るい兆しは見えませんしね。

アパレル業界もこの先どうなっちゃうんだろうって思いますよね。インターネット通販があるからまだいいものの、百貨店やショッピングモールなどに展開している大手なんかは春夏商戦が壊滅の上に、セレクトショップなんかはもう今期の秋冬のオーダーは済んでいる有り様。春夏の売り上げを見越した上での秋冬のオーダーという先行投資でしょうからどう考えても後々首が回らなくなることは目に見えています。
私なんかはブランド古着屋でよかったと心底思います。そういった業界の一連の流れからは一線を画す業態ですから。まぁ、アパレルで不景気に耐えうる形態は?と模索してそもそも起業していますから予想通りと言えば予想通りなんですが、さすがにウイルスは予測できませんでした(笑) アパレルに関して言えることは、個人店になればなるほどまだ傷口が浅いのかもしれませんね。
とは言うもののそれは終息が見えている前提の話で、気持ち的には出口の見えない長いトンネルを彷徨っているような感覚です。好きな服に囲まれて仕事ができない。大切な顧客様と会って話ができない。そんなストレスに日々苛まれております。

今はウイルスのストップよりも経済のストップの方が恐くなってきました。仕事が成り立つ上に生活があります。多くの人がそれこそあってはならない “人生の終了のお知らせ” になってしまうのではないか?危惧しております。