2020/06/02 22:20
服の転売で書類送検って… 皆さん疑問に思ってるようですね。
コレってみんなやってない?全員逮捕レベルやん。と、思った方も多いかと思います。
“オークションやフリマアプリで安く購入した商品をブランド古着店に売って差額で利益を得る”この逆もしかり。
確かに、個人でも古着やユーズド品(古物)を売って利益を得るには「古物商」という免許が原則必要となります。
もちろん私も取得しており、警察署に申請しお金を払えば即日取得できます。
主に我々のようにビジネスとして古着屋を生業とする者には場合によっては買い取った商品が盗難品ということもあり得ますので、そのための“義務”であり、個人間においては“原則”となるのです。
長年お店を経営していると警察の方がノンアポで確認しに来ますからね(汗)
万が一、古物商を取得しておらず違反した場合には古物営業法違反にあたり“3年以下の懲役または100万円以下の罰金”という大変重い処罰が科せられます。
でもご安心下さい。皆さんが買って飽きて数着売ったくらいでは古物商を持っていなくても逮捕されませんから。
では今回の逮捕に至った経緯やポイントは何なのか?推測するとおそらく“転売がビジネス”になっていたにも関わらず古物商も持っていない。確定申告もしていない。というところが大きいかと思います。
216万円利益を出していたらしいですからね。もはやビジネスになっちゃってますよね(汗)
しかし私なんかはちょっと同情しちゃいますけどね。
天下のギャルソンにお勤めとはいえ、このコロナ禍でアパレル業界も厳しいでしょうから、薄給のうえに自社ブランドに身を包まなくてはいけない。副業もできない。どうすればお金を得れるのか?考えた結果だと思うんです。
純粋な彼を逮捕する前に怪しい中国サイト作ってる輩とかブランド品の偽物を大量に売っている輩とかシュプリームを高額転売している輩とか、本当に逮捕すべき犯罪者はどっちだ?って思いますけどね。
今回の事件はコムデギャルソンもいい迷惑です。どこも見出しにしてますけど趣味の範疇で会社は全然関係ないっすからね(笑)