バーニーズニューヨーク新宿も閉店です。

文化服装学院時代のクラスメイトも働いてるんです。スタイリストのアシスタント時代もイタリア製のブーツを奮発してその彼から購入したという思い出もあるんです。

自分の東京ファッションライフがごっそり抜き取られたような喪失感にいま苛まれています。

本日“ 緊急事態宣言再発令 ”も発表されました。もうこれで終わった… そう考える事業者は数知れず。

我々の一つ一つの気の緩みがそうさせ、取り返しのつかない現状を作り上げてると思うと無念でなりません。

コロナはファッションの歴史までも根こそぎ持ていってしまうのでしょうか？

生まれた時からファストファッションに囲まれて育った今の若者たちが自分で働き給料を得た時に初めてワンランク上の洋服に触れてみたいと足を運べる場所が街に存在しなくなる未来はとても悲しいです。

良き物に触れたことのある我々世代だからこそ高額な洋服を躊躇なくネットでも買えるのであって、見たことも触れたこともない若者がネットで高額な洋服を買えるとは到底思えない。ならばこの先も安物志向は永遠と続いていく… コロナは日本のアパレルの未来も奪ったのかもしれませんね。