2026/04/07 19:58


今年もこの季節がやってきましたね。

我が母校「文化服装学院」の仮装大賞ならぬ入学式。

この時はみんな夢に満ち溢れていてキラキラしてるものです。

田舎ではちょっと名のしれたオシャレさん達が、ファッション業界でテッペン獲るぜー!と東京で一旗挙げるために一堂に介して集まる場所。それが文化服装学院。

私も高校上がりではありませんが、ファッションスタイリストになるため泊とコネを作りに1年だけ学びに行きました。

エヌハリウッドのセットアップで自分なりにキメて向かいましたが、俺ってくそ地味ーって打ちのめされた記憶があります。全国にはモデルみたいでオシャレなヤツなんてゴロゴロいるんだな〜って。でも最終的に一流になれる生徒って意外と自己表現は苦手でクラスで地味な存在だったりします。目立つヤツってすぐ辞めたり成績低かったり。それがまた面白い。結局は表面的なことはどーでもよくて、内に秘めたるなんとやらってやつが重要なんです。

Threadsでもこの話題、非常に盛り上がっており、まさに卒業した人だけがわかる深〜い内容だなって方のコメントがありましたので貼り付けておきます↓

ホント現実はまさにコレ。

私も課題が終わらず泣きそうになりながら成績の良い友人宅に駆け込んで徹夜しながら一緒に縫わせてもらったり。心底自分って服作りは向いてないんだなって日々悩みました。

課題についていけなくて自ら去っていく友人たちを横目になんとか喰らいついて卒業し、晴れてスタイリストアシスタントにはなれましたがやはり現実は想像以上に厳しかった。

同期でも自らデザイナーとして名乗れるのは1人いればまだいい方です。

同級会があったとして、今だに業界を貫いてる人は果たして何人いるのだろうか?そんな業界です。

まだ我々の時代は良かった。ファストファッションはなかったし、みんな服にお金を使ってました。昨今はどうでしょう?長年の円安により物価は高騰しまくり。値段は上がるのに賃金は上がらない。それに加え中東情勢の急激な悪化により、この先のアパレル不況はすでに確定しました。文化服装学院の卒業生たちが生み出す日本製の高い服なんて誰が買うんだという状況は目に見えてます。世界にチャレンジするしか道はないし、逆に留学生が日本のファッション技術を盗みに来てるくらいです。

筆者の言う通り、ファッションで自分のやりたい事をできる夢のような時代は確かに終わったかもしれません。あらゆるデザインやファッションは出尽くしました。もはや無理ゲーかもしれません。

ですが自分ように細くでも古着を売ってお客さんとつながり生計を立て好きな服に囲まれて生活する事は可能です。ファッションで食べていくという広い意味では生きる手段は必ず残されているはずです。

若い時に学びもがき苦しみながら諦めなかった者だけに一筋の光が差すのだと思います。

ファッション業界は地獄ですが、それをも凌駕する魅力的なお仕事です。

ようこそ素晴らしき地獄の世界へ。

ご入学おめでとうございます。